最近の板金用パテは性能が良く、一昔前に聞いた「車をぶつけたらパテがごそっと落ちた」なんて事はよほどのことが無い限りないと思います。だからと言って、ろくに叩きもせずパテで形を作るのもどうかと(左官屋さんじゃ無いですからね)。全くパテは無しというわけではありませんが、戻せる所までは鉄板で、微妙な凸凹はパテで補うというやり方で修理させて頂いております。あまりしつこく叩きすぎても鉄板が伸びすぎたり薄くなってしまいますので強度的にも決して良いとはいえないと思います。
塗装を剥がす前に大体形を出します
裏からはインナーパネルが邪魔で全体に手が入りません
手が入らなくプレスラインで硬いところはワッシャーを溶接して引っ張ります
ハンマーもへこみの状態や場所によって色々使い分けていきます。
この当て板が叩き出しにとってとても重要なものです。ボディを叩く際ハンマーの相手側に当てるのですが、当てる強さや形状で出来上がりに大きく影響していきます。(ちなみに当て板は自分で鉄の塊から好みに削って作りました。勿論色々な形状の既製品は売ってます。)